その正論必要問題と、お前何様問題があります。
実は正論を吐くのはバカでも出来ます。
たとえば、あるスポーツ選手が連敗をしていたときに、「もっと勝てるようにして来い!」は正論です。
ところが、実際にあなたはスポーツ選手ではありません。
したがって、正論を言っても実は誰の得にもなりません。
それどころか、お前何様問題が発生します。
「お前何様?」「てか、そこまで言うなら俺と選手を変わってくれる?」と聞いても、「そりゃ、プロスポーツ選手のお前の仕事だ!」で言い返せるわけです。
開き直り勝ちができるわけですね。
一方的に無敵のポジションを取れてしまうのが正論の厄介な点なのです。
そして、さらに厄介なことに正論は簡単なので、境界性知能の人でもそれなりに言えてしまいます。
さらに、マウント取りたい君ちゃんもマウントを安易に取れるので、やはり正論を吐きたがります。
つまり、不必要で建設的でない、意味のない正論を、お前何様だという連中がこぞって吐きまくります。
最近だと、専門家でも専門内外問わず不要不急の正論を話すようになりました。
結果として、ネットが蠱毒化するのも、実際にこういう現象が日常茶飯事だからです。
この世の汚泥腐敗が蔓延する原因と言っても過言ではないのです。