忍びの日記

絵の思考法から世事評論まで、忍者が斬る!

体罰の非効率性

体罰は効率的と呼ぶ人がいつの世にも一定数います。

私ももどかしさを抱えていた時期があるので、体罰は考えた時期がありました。

しかし、体罰は結局のところ恨みを残したりと、感情的なマイナス面が非常に大きいので、その人にも社会的に大きなマイナスになります。

さらに、体罰をされた人は、体罰を正当化する論理を身に着けます。

これが厄介で、おかしなシステムで育った人は、そのシステムがアイデンティティ化してしまうのです。

これだと、変えようとしても不思議と不利益を被ったはずの人たちが、なぜか体罰擁護=既得権益側に回ってしまうわけですね。

体罰利権は、実際にはこのように出来ていきます。

これが支配構造…と言えば、そのとおりでしょう。

しかし、実に非効率な支配構造です。

個人の判断や思考を奪って、奴隷のようにコントロールするのが前提ですから、体罰をやっている人も頭が非常に悪いのです。