不良の象徴として名高いですが、それ自体として見ると風紀の乱れに見えます。
しかし、歴史で見ると実は珍しいものではないです。
むしろ、多くの人が古今東西、古来から呪術的な効果を期待して文化的に身につけていたものと言えます。
金髪 動物や兜のたてがみ 古代のスパルタや騎士の兜
リーゼント 日本の貴族の烏帽子
タトゥー アフリカや南米部族の肌の刺繍 戦士の証明
ルーズソックス ロングブーツ、中世のフレアスカート
ということで、形状やシルエット、色の似ているものを歴史で探すと、無限に出てくるという話でした。
たとえば、平安貴族の烏帽子は高さを競っていたという話は有名です。
不良のリーゼントでも、実際には同じことをしていました。
このように、機能はともかく、装着目的も「同種の識別」「ナメられないよう特徴的な格好をする」は共通しています。
スーツや制服も元は貴族の服や軍服なので、人間社会では珍しくもなんでもないわけですね。