スポーツはフェアネス精神の世界で、ルールが選手の安全を守ってくれます。
格闘技でも最近は階級制スポーツが主流になり、無差別階級のような試合は下火になりつつあります。
しかし、世の中は常に無差別階級であり、常に理不尽です。
たとえば、柔道や空手は無差別階級で、どうひっくり返っても勝てなさそうな体格の相手とひたすら組手をやらされるのが普通です。
あなたが170センチ、70キロだったとして、190センチ、110キロみたいな連中と連戦するのが普通の世界です。
そこで、どうやって勝てるかの知恵を絞ったり、下馬評をひっくり返すための戦略や、己を鍛えるトレーニングを考え実行し、必死で実力をつけるわけです。
実力をつけなければ、無惨で一方的な蹂躙が待っています。
格上と闘い続けることで、「今に見てろよ」「何が何でも次はやり返すぞ」という常人離れした根性が身につきます。
逆に言えば、こういうチャンスに溢れた状況を「地獄だ」などと思う人は、残念ながら中途半端で終わっていくだけでしょう。
あなたが上の世界を見ない限り、上の存在になれることは永久にないからです。
これは絵の世界だけではなく、どこでも同じでしょう。
目標を持ち努力を続けることで、気が付けば目標をはるか超える瞬間が来るものです。