詐欺は殺人より重い理由
詐欺が殺人より重い理由
詐欺罪は法定刑は10年以下の懲役で、罰金刑は定められていません。
殺人罪は刑罰は死刑または無期懲役、もしくは5年以上の懲役です。
殺人罪については永山基準というのものがあり、一般的には3人殺したら死刑相当ですが、逆に言えばやむを得ない理由で1人くらいを殺した程度なら、詐欺罪より軽い場合がありえます。
詐欺罪は証拠が残りづらく、規模が大きくないとなかなか摘発されないのですが、一度立件されれば刑は重くなりがちです。
詐欺は騙された本人だけが被害者ではない
詐欺に騙されやすい人は一定数かならず存在します。
この人たちをバカだと呼ぶのは簡単なのですが、詐欺に騙された人の子どもや身内、親戚に被害が及ぶので、実は騙された本人だけで済む問題ではありません。
殺人罪なら、その人を殺すだけですのでその時点で損害範囲が確定しますが、詐欺の場合は経済被害なので、その人の損金を誰かが肩代わりすることになります。
詐欺が法人相手なら詐欺の連鎖倒産が生じ、景気に影響も出ます。
詐欺の被害者およびその影響を受けた人たちは、経済的に追い込まれてしまい困窮した結果、自殺や凶悪犯罪などの選択を考えざるを得なくなる状況に追い込まれるなど、社会的不和の温床になりえます。
そもそも、詐欺がまともな商売で儲けているわけではなく人を騙して集金しているので、経済的にマイナスの存在です。
売り方の商品を買い方が金を払って買うことにおいて、商品が金額と等価かそれ以上の取引であるからこそ、経済システムが維持されます。(信義則)
詐欺が社会的に許されてしまうと、その手段が拡散して模倣されていき、被害がどんどん拡大していきます。
詐欺被害が拡大すると理解できない底が抜けたバカども
このように、詐欺に騙される、騙されないという視点でだけしか考えられずに、詐欺に騙された人をバカ呼ばわりする人がSNSで跋扈していますが、この人たちこそ底が抜けたバカと言えるわけです。
いただき女子事件で、検察は懲役13年、罰金1200万円を求刑し、判決は懲役8年6カ月、罰金800万円でした。
1.5億円の詐欺でも、悪質性が高いとこのくらいの求刑になります。
殺人罪は7年程度が相場と言われているので、それより遥かに重いわけです。
減刑要求がSNSの頭の悪すぎるおもに女性らから湧いていましたが、こいつらは法律を理解していない底が抜けたバカどもと言っていいでしょう。
その声に日和ったのか、判決をやや甘くした裁判官も問題です。
「ホストの被害者であり、騙された男が悪い」という論調を流行させようとしている連中がいまだに湧いているのに驚きですが(加害者の映画まで作ろうとしている)、猟奇殺人の少年Aの本は反対の声が上がって出版停止になったわけですよね。
ダブルスタンダードにも程があります。
詐欺の重さを理解していないのは頭の悪いとしか言いようがありません。