忍びの日記

絵の思考法から世事評論まで、忍者が斬る!

理屈と観察を一致させる。

理屈よりも観察しましょうという話をする人がいます。

たしかに観察は大事ですが、もっと言うなら理屈と観察をあわせることがより大切です。

理屈は理屈としてだけではなく、観察を理屈と合わせます。

たとえば、観察のとおりに描くということを推奨された人が、そのまま描き起こしたとしても、それだけだと見ていて退屈な絵になります。

上手い人は「こう観察されるのはこういう論理だからだ。ということは、本来ならこう見えてもおかしくはない。じゃあこう表現してみよう」と、観察と理屈を融合させます。

なので、絵が上手い人ほど、「なぜこのような絵になるのか不思議」なほどの天才(のように見える)人が出てきます。

なので、観察を観察としてではなく、理屈と合わせてみる習慣をつけてみましょう。