理屈よりも観察しましょうという話をする人がいます。
たしかに観察は大事ですが、もっと言うなら理屈と観察をあわせることがより大切です。
理屈は理屈としてだけではなく、観察を理屈と合わせます。
たとえば、観察のとおりに描くということを推奨された人が、そのまま描き起こしたとしても、それだけだと見ていて退屈な絵になります。
上手い人は「こう観察されるのはこういう論理だからだ。ということは、本来ならこう見えてもおかしくはない。じゃあこう表現してみよう」と、観察と理屈を融合させます。
なので、絵が上手い人ほど、「なぜこのような絵になるのか不思議」なほどの天才(のように見える)人が出てきます。
なので、観察を観察としてではなく、理屈と合わせてみる習慣をつけてみましょう。