忍びの日記

絵の思考法から世事評論まで、忍者が斬る!

エンタメについての誤解。

「マニアは産業を潰す」の間違い

・色物は高水準がたくさんあるから出てくる

高水準を目指した結果、偶然の産物として色物が出る場合があり、話題になりがちです。

ネット動画の大半は、「テレビみたいに頑張って作ろうとした結果の成り損ない」みたいな部分で話題になっているわけです。

つまり、大前提としてテレビのような高水準動画ですでに「本来こうあるべきだ」という教育が視聴者になされている場合に、たまたま面白いと感じるというものです。

高水準が話題にならない、面白くないという意見がありますが、単にプロモーションが悪いだけだったりします。

 

「面白さは重層的支持による」という話

・評論を含めてエンタメ

高水準の技術は、一般大衆には理解できません。

それは当然なのですが、「実はあれは〇〇をしている」という意見が必ず出てきます。

いわゆる技術が分かる評論家がいて、それを聞いた少しかじった程度の層がそれを耳真似して広めます。

そうして、技術が本当にすごいものだと伝わるものであり、技術が高いからつまらないは間違いです。

つまり、「それを理解することが出来ないあなたが無能である」という構図がないと、ただ一般大衆にとってはデタラメをやっているようにしか見えないため、エンタメとして広がることがないです。