忍びの日記

絵の思考法から世事評論まで、忍者が斬る!

アキレスと亀の落とし穴。

アキレスと亀の話を信じる人たち

アキレスと亀の話は有名ですが、実は落とし穴が存在します。

理由は、時間経過、加齢が条件に含まれていないからです。

たしかに、神は加齢しないでしょうが、人を含め生き物はすべて加齢します。

つまり、加齢を条件に含めれば、アキレス(この場合は人とする)は減速するが、亀は万年寿命があるので、むしろ本来の力に近づき加速します。

このときに、アキレスが躓いて脚を折ってしまった場合、亀の勝利でレースは終わります。

そして、アキレスが走り続けるほど、スピードを付けるほど、怪我や故障のリスクは無限に上がっていきます。

しかし、亀は四つ脚で休みながらも進んでいるので、怪我のリスクがなく、結果として効率が良くなります。

ウサギとカメでも同様で、ウサギは加齢で脚を壊すリスクが上がるが、亀は身体を壊さないです。

このように、多くの人は与えられたお話から単純な条件しか考慮しません

しかし、調べてみれば分かりますが、意外にもレースの途中で脚を折って脱落する人は世の中にとても多いです。

近年では、アウトドアで高橋和希先生、病気で鳥山明先生も急死されましたが、人生は何があるか分からないのと、何を言おうが人は死んだらオシマイです。