忍びの日記

絵の思考法から世事評論まで、忍者が斬る!

絵の教育というより考え方

このアカウントを絵の教育コンテンツと認識される方がいると思います。

事実、私は、自称ではありますが、相当レベルの高い教育者でした。

「分かりやすい」と思われたのなら正解です。

ただ、私自身はもう教育コンテンツを作る気はまったくありません。

教育は、心底から飽きているからです。

自己評価ですが、自分自身、それだけ骨身を削ってやるだけやったからです。

もうやることがない⇒この仕事に未練なしとなった。

 

では、何なのかと言いますと、あくまでも「自分の考えをまとめておきたい」意図があります。

いわば、言語化のトレーニングです。

「言葉で教える能力」は私に残っていますから、暇なときに少しだけ趣味程度に分けておくという感覚です。

絵描きの割には絵の本質を理解できていないな、と思う人が多いからです。

それでもトッププロには充分になれますし、彼らを否定するつもりはありません。

ただ、世の中にはなるべく「正しい情報」があったほうが良いですよね。

 

それから、特に30に入ってから本格的にプロになりたい、絵を上手くなりたい、そういう人たちのために、私自身がそうなっていき、その軌跡を描けたら良いと思っています。

私自身も、いろいろなところに教えを請いながらも、最終的には自分自身でノウハウを作った側面も強いです。

絵の世界だと、割と若い頃から熱心にやっている人が教えているケースばかりなので、「分かりづらさ」があると思います。

教える人の熱意があるだけに、教わる側は逆に気を使いやすくなってしまったり、申し訳なさやプレッシャーを感じさせられてしまったりするかも知れません。

私も数ヶ月、デッサン教室に通ったりしていた時期もありましたが、おそらく絵を教える場所だと、割とどこでもこうなりがちです。

そこに、私も長年悩まされていました。

なかなか、一生懸命に努力しているのに腑に落ちないわけですね。

中には「もういい歳なんだから諦めろ」「25じゃ遅い」「30超えたら現実を見ろ」…と言わんばかりに、教える相手を攻め立てる人も実際にいます。

これは非常に哀しいことですし、あってはならないことです。

まあ、こういう人って大したことがないんですけど…。

大した人なら、相手にそういうことを言いませんからね。

余談ですが、世界と比べると日本は年齢差別があまりにもひどすぎます。

公然と歳の話題はタブーという地域も少なくないからです。

ということで、「歳を取ってから、本当に上手くなりたいという人」「努力しているけど、なかなか上手くならなくて本当に困っている」という人には、私の話は特に向いている話かもしれません。

絵が描けずに苦しんでいる人、教わってもなかなかうまくならない人。

そういう人に適していると思います。

 

私は「30超えて本格的にやり始めても、ちゃんとトッププロになれる」という姿を、世間に見せつけてやりたいと思っています笑

なので、このアカウントやブログは個人的には、とても優先順位は低めです。

まずは、私自身が結果出さないといけませんからね。

 

あと、私は「3ヶ月で上達」「3年でプロ」とかは言いません。

そういう考え方は絵を描くこと自体に対してとても失礼ですし、本質的な意味がないからです。

それより、「なんのために絵を描いているか」を自分で考えてみるほうが、はるかに大切です。

ちょっと難しいことを言いますが、絵を描く、絵が上手くなるってのは、スポーツと一緒で自己対話による哲学的作業と、その実証と検証の作業の往復なのです。

フォームやノウハウのトレスだけでは限界があり、その先を自分で考えるのが絵描きにとって至福の時です。

なので、絵は歳を取っている方が、むしろ有利だと思っています。

私は、自らの教育経験を自分に対して使って、トッププロになろうという試みをしてるのです。

すでに目算は立ったので、もう出来ると思いますし、それを言語化していくわけですね。