民主主義を論じる人のほとんどが、民主主義とは何かをまず理解していません。
日本人の言う民主主義は、ほとんどの場合で学級民主主義です。
学級民主主義とは、狭いコミュニティでの善悪を教わり、その理念で動く。
コミュニティ内で意見に挙手を募り、(いまだと「いいね数」)、数が多いのは「ハイ正しい」という怖気が走るものです。
感覚が狂っている人は、これが正しいと思い込む。
本来の民主主義とは、善悪をきちんと論じるものです。
少しでも違うなと思えば、それは違うと意見が出ます。
多数決や挙手で逃げないのです。
ですから、必然的にバカと賢い人を分けることになります。
賢い人とバカの見える世界は違いますから、言葉一つの意味もぜんぜん違うものです。
賢い人が「怒っていないよ」と言うと、バカは「ああ良かった。何もしてないけど、なぜか許された。ラッキー★」などと小躍りして勘違いしてしまうのが好例です。
「バカと賢い人は見る世界が違うよね。だから分けてあげないといけない」というのが民主主義の一丁目一番地です。
民主主義が機能していないと、資本主義を悪用するカルト宗教的ビジネスばかりが流行ってしまいます。
論理か非論理かで分けて考えましょう。