忍びの日記

絵の思考法から世事評論まで、忍者が斬る!

昨日と同じ今日が当たり前になった社会の恐怖とは。

世の中がしばらく長い間平和になると、「昨日と同じ今日が来るのが当たり前」という感覚に居心地の良さを覚えます。

しかし、社会は日々、常に変化していて、昨日と同じ今日が来ていないという現実をうっかり忘れてしまうためか、ちょっとした損失でも嘆き悲しむようになります。

ここに多くの人の認識のギャップが生まれます。

つまり、義務や前提を放棄して、自らの権利ばかり主張するようになるのです。

当たり前ですが、社会行為すべてが契約で成り立つ以上、義務や前提はつきものです。

その結果として、対価や報酬などが発生します。

ということで、「何もしていないのに文句ばかり垂れて人の足を引っ張ったり邪魔をする人」が、日本にはあまりに増えているため、経済成長どころか個人の成長もままならない社会になっているという次第です。

多くの人が「成長無くして明日はないのが社会の普通」ということを忘れてしまっているので、社会に恐怖が蔓延しているのです。