忍びの日記

絵の思考法から世事評論まで、忍者が斬る!

考える能力と考えない能力。

考える能力とは、世の中でよく言われるようになりました。

とくに、SNSやネットでは考えを発表する機会に恵まれていますから、「考えることは正しい」という価値観がまん延しています。

2ちゃんねる管理人のように、屁理屈をこねてはペラペラと口八丁にお喋りする人が、何かと注目を浴びがちでしょう。

しかし、こういう人には限界が突然訪れます。

おそらく本人も非常にコンプレックスを抱えていると思われますが、理屈というのは、実は何かに対しての説明ではありません。

説明というのは、あくまでも体系的な理解なのであり、屁理屈はその場しのぎの嘘やデタラメを多分に含みます。

つまり、屁理屈や理屈っぽい人は、知らずのうちに自分を騙してダメにしているケースが非常に多いです。

こういう人は小回りは効くものの、あまり遠くのことまで見据えて考えられない人ばかりです。

ということで、理屈っぽい人は何にでも理由や説明がつかないと我慢できない正確が災いして、おかしな分析や思い込みをたくさん作って自縄自縛になります。

一方で、私は非常に聡明なので、深い理屈も説きますが、同時に何も考えないという能力もあります。

この何も考えない能力というのが、実は私をさらに見違えるように進化させてくれます。

私は普段はものごとを考えているようで、実は考えていません。

常に、眼の前のことに集中しているだけなのです。

「シングルタスクを極めている」と言ってもいいでしょう。

どちらかといえば、来たものに反射で返しているのですが、その反射があまりに的確で深すぎて、「そんなに速く反応しないでくれ汗」と焦らせてしまうようです。

私は、この考えない能力(シングルタスク)を使って、絵の上達の「AB理論」を生み出しました。

今のところ、私の理論以上にシンプルで、的確な指摘はないみたいです。

また、私の理論をうっかり横取りをしようとした人がいるくらいです笑

そのくらい的確な理論がなぜ唐突に出るかというと、これも「私が考えていないから」だったりします。

すぐお喋りを始めたりしてしまう人は、考えない能力が不足しすぎていますので、よく訓練をしましょう。