「きつい言葉を使う理由はあえて不快にさせるため」「お前のためにきつく言ってやってる」という頭の悪い人が後を絶えません。
きつい言葉を、皮肉な言葉、露悪的な言葉などと置き換えても、まったく同じことです。
「あえて悪口を言う」みたいなブームは30年前にありましたが、いまだにそのテレビ的ノリを引きずり、生き恥を晒し続ける中高年が多いようです。
見させられている側としても痛々しいだけなのですが、言っている本人は気分爽快になります。
そして、もう一方で、こうしたきつい言葉を人前で使うと、見えないところで確実に恨みを買います。
それが第三者に向けたものであっても、言われた側としてはいい気分がしない訳です。
ただ、ネットが無いテレビ時代は、メディア番組としてやっていたので、実際には大量のトラブルやクレーム、非難はテレビ局が見えないところで負担していました。
ですが、多くの人たちは単なる視聴者なので、その構造を知らないまま大人になってしまった人が、いまのネットを使っている中高年な訳です。
ということで、個人でメディアみたいなことができるようになった現代では、本来ならテレビ局が処理していたトラブルやクレームが、直接その個人に行くようになったわけです。
なので、当然ながらきつい言葉を使った分だけ恨みを買い続けます。
中には、「積年の恨みを持って、忘れた頃にやり返す」みたいな人も、実は世の中にたくさんいるので、よく注意した方がいいでしょう。
「腹が立ったら、手が出てしまうタイプ」というのは、案外、世の中に多いです。
また、そうした育ちの環境だった人は世の中にそれなりにたくさんいるように思います。
たとえば、「イケメンや美女も一発顔面をブン殴れば、顔が陥没して、二度と元に戻らない」みたいな考えを、当たり前のように持ってる人が、世の中にそれなりにいたりします。
マウントを取りがちな人ほど、なにかと「狼と羊の例」を出しがちですが、「本当の狼」は無言でいきなりあなたの所へやってきますよ。