認知の例として、「子どもが産まれると妊婦の数が増えた気がする」という話は有名です。
人は経験により、認識する世界が変わるみたいな話ですが、実は重大な落とし穴があります。
それは、そもそも「妊婦とは何か」「赤ちゃんとは何か」という知識が前提になっているということです。
つまり、前提となる知識がないと「単に腹が出ている女がいる」程度の認識しかできないのです。
人の認知や認識は、経験が先ではなく、知識が先に来るのです。
しかし、ここを理解できない頭の悪い人が、世の中にはたくさんいるみたいです。
知識がないのに、自転車には乗れないし、インスタントラーメンも作ることはできないのです。
ということで、知識やその定義は一番の根幹にあるので注意しましょう。
それを支えるのが、国語力なのです。