幼少期のコンプレックスは、成人してからも引きずる人が多いようです。
掘り返せば、誰にでもコンプレックスはありますし、私にも当然あるわけですね。
それは当たり前と言っても良いでしょう。
しかし、良い歳をしてもコンプレックスを抱えているのなら、少しみっともないです。
若い頃はともかく、幼少期から時間的に離れれば、それはもう二度と帰らない過去のことです。
むしろ、安心すべきかも知れません。
さて、世の中には天邪鬼(あまのじゃく)という変わった気質を抱えた人がいます。
文字通り、天邪鬼とは妖怪であり、日本の寓話では退治される対象なのです。
もちろん、みなさんご存じのとおり、これはとても厄介な病です。
これは他人の好意を疑って拒絶してしまう病です。
とくに、私のような比較的素直な人間に対して、ことあるごとになぜか内心で激しく嫉妬をして、妨害したり不利益を被るように行動してしまうようなのです。
要するに、わざわざ要らない偏見を持ち込んで攻撃をしてしまう。
初めて知りましたが、これはとても困りました。
私にも、人生があります。
こちらが悪いわけでもないのに、想定外から害悪を被るのは避けておきたいのですが、世の中に少ないものの、一定数はいるのでしょう(本当の天邪鬼の場合、「私は天邪鬼だ」などとは言いませんので、厄介ですね)。
せっかく気になったので、その治療法でも書いておきましょう。
まず、一人の部屋で鏡に向かって「ありがとう」を毎日10回言います。
これは感謝の習慣をつけることで、好意を受け取る訓練になるそうです。
次に、発言時に「でも」「そうではなく」といった相手の発言を否定する表現を言わないようにします。
言葉を発しないことで相手の発言を尊重できる姿勢に変われます。
そして、他人の好意を信じてみることです。
世の中甘くはないとか、他人を信用できないと思い込むと、人は本当にそういうふうに変わってしまいます。
そうではなくて、信じてみると決めるのです。
いわばガードを外す。
ノーガードが怖いかも知れませんが、ガードは視野を狭めるだけです。
別に心の話であり、格闘技ではないので、喰らっても失明したり骨折することはありえません(念能力はマンガの世界の話です)。
要するに、何でもないわけですね。
視野を広く持ち、素直さを保つことでしか、身を守ることは出来ません。