人は気が付かない間に、どんどん歳を取っていきます。
その過程で、もちろん社会的な立場を得る人もいるでしょう。
しかし、気をつけないとあっという間に説教おじさん、愚痴おばさんになってしまいます。
「あいつはふざけたやつだ」
「昔はこうじゃなかった」
「俺は偉いのになんで言うことを聞かないんだ」
「〇〇をやっているやつはまともな人間じゃない」
こうやって無意識に思い込むことで、一人で勝手にどんどんストレスを貯めて八つ当たり先を探し始めます。
立場が高くなると、「なんでこんなしょうもないやつに文句を言われなあかんのや」と居丈高になり、ネチネチ愚痴や説教を吐かないと気がすまなくなってしまうのです。
私はこの現象を、タバコがやめられない喫煙者と同じだなと捉えています。
愚痴や文句を言い出したら、それこそ古今東西あらゆるものが対象にできるため、キリがないわけです。
聴いている周りも不愉快になってしまうし、言っている本人もどんどん状況に酔っていきます。
最近は妙に若いくせして、老害みたいになっている人も増えているみたいです。
これは、さすがに論外と言わざるを得ないでしょう。
悪癖はたやすく、他人へと感染してしまうからですね。