忍びの日記

絵の思考法から世事評論まで、忍者が斬る!

最短距離は考えるな

「目標を決めて最短距離で行こう」という話が、やたらに流行っています。

もちろん、目標と目的を決めることは大切です。

データ分析して賢くやろうとするのも、悪くはないでしょう。

しかし、目標や目的を決めて努力をして…とやっても、最短で行けるとは限りません。

むしろ、やっているうちに面白いものが変わって、やりたいことが変わることがあります。

「将来何に役に立つのか…」と考えるのではなく、そのときに「必要だな」と思うことを単にやっていくと、後になって繋がるものです。

こちらのほうが、実際には本質的です。

「楽をして正解にたどり着こう」と思えば思うほど、力んだり焦ってしまって何ごともうまく行かないものです。

むしろ、地味なことの積み上げが、後に大きなモノになっているものです。

「点と点が線になる」とアップル社のジョブズ氏が言っていたとおり、最初からどうなるかなんて、考えていたわけではないです。

ハングリー精神を持ち、地味なことを一生懸命やって、あれこれと動き回った結果、そうなったことがあって、後に言語化しているに過ぎないです。

私も絵が思い通りに描けず悔しい思いを散々してきた日々があったからこそ、今があるわけですし、逆は絶対にないわけです。

世にある情報やノウハウを集めて、自分独自のノウハウを作るつもりでやりましょう。

そのほうが絶対に役に立ちます。