ファンであることと作り手であることは別能力である。
昔はそう別れていたものの、最近は2つある人も主流になっている。
ファンはファンである能力、作り手は作り手である能力が必要だが、2つあると永久機関になる。
この永久機関の説明をする。
ファンであることで、コンテンツをより詳しく知ることができる。
ファンであるから市場調査をしつつも、楽しみながら吸収する。
作り手であることで、この吸収をアウトプットに応用できる。
ファンであることから、作るアイデアや動機に消化できる。
枯渇する前にファンであることで情報吸収して、作りに活かす。
こうすると、永久機関が完成する。
この永久機関型のクリエイターというのがSNS時代は主流である。
私も、そういう人たちがたくさんいることを見て育ったので、そういう面もあるだろう。
クリエイター=職業という固定観念の世代とはだいぶ違う部分である。
彼らからすれば、遊び呆けているように見えるらしいが、それは違う。
原料栽培と工場が一気貫通なのである。
何もかしこまらず、そういう感覚を持っていたほうが、何より筆が軽くなり作業も進みやすいというものだ。
ただ、注意してほしいのはファンでも作り手でも、ナメたやつがいるということだ。
ナメたやつは、他を貶めて自己の正当化にいそしむような連中だ。
みなさんもご存知の通り、他ジャンルや他コンテンツを批判することで正統性を築こうと躍起になるファン。
作り手でも、「あいつは〇〇で~碌な作品を作らない」などと愚痴を垂れるやつ。
まったく同じことは、どこにでもあると言える。
もちろん、目に余るようなやつも中にはいるとは思われるが、それだとしても、その話題は口にしないのが、一番のお灸にはなるだろう。
私たちはこれらにそそのかされることのないよう、常に注意せねばなるまい。