売れる=才能があるではない。
売れないから才能がないみたいな話が間違いなのは、頭が相当悪い人でなければ理解できると思います。
売れるのは、あくまでマーケティングや広告の影響が大きく、作品の良し悪しはその後の判断です。
リピートが多い作品は出来が良いとは言えるでしょうが、最初から売れる作品を狙って作ることは出来ません。
売れる作品を作れる人は才能があるというのは間違いです。
しょうもない作品でも、マーケティングで売れたりします。
ほとんどのアーティスト・クリエイターはピン芸人でも下請け業者でもない。
予算の規模が巨大な作品ほど、ゼネコンと産業構造は似ますが、監督はアーティストに対して業務に応じた《指名》をします。
要するに、「その人に作業を手伝って貰う必要がある」「その人だからできる」というかたちでお願いして創るのです。
ここが、誰でも良いからという下請け業者とは、大きく違うところです(そういう言い方をする場合もありますが、土方のようにその日限りで誰でも良いというわけではないです)。
アーティストと聞くと、ベレー帽をかぶって一人で絵を描きあげる人みたいなピン芸人のイメージしか無い人が多いみたいで、パトロンが…みたいな、相変わらず時代遅れの話ばかりです。
現代の作品は、予算が決まっていて制作管理のもとに、多数のアーティストやクリエイターが招集されて、分業をします。
漫画家でさえ、一人で完結している人はほぼいません。
不当廉売(ダンピング)問題。
「専業主婦が安価で手伝うから、芸術系クリエイター系の給与が社会的なダンピングが起きている」という主張はそのとおりです。
女性の方が器用な場合が多いので、絵などの芸術系は安価な女工として採用されがちなのは事実です。
経営者側は、技術に対して正当な対価をクリエイターにきちんと支払うべきです。
クリエイターの給与が安いのをバカにするのは論外で、いまだに技術に対してきちんと支払いをしない社会のあり様を恥じるべきです。
今後は人口減で、技術をもつ人材不足が加速します。
経営層がふんぞり返っていたら、何も作れない社会になります。
一方で、中国などは、クリエイターに給与を払いまくって、ガンガン良い作品を作って輸出しています。
クリエイターに理解を示さず、「土方バイトでもやってろ」という社会では、国際競争で今後も日本は負け続けるばかりでしょう。
《コラム》お金の価値が下がっているからこそ、金持ちが威張りたがる。
富裕層とは、今までで苦労して積み上げてきたお金の価値を信じたい存在です。
だから、実態の裏付けがないマネーゲームに勤しみます。
しかし、彼らの期待とは裏腹に、そのゲームを繰り返すほど、お金の価値はどんどん下がっていきます。
共産圏であるロシアや中国は金本位制に戻そうとしていますが、戦争が起きたため、実現はしません。
実態経済がしっかりしていれば貨幣の価値は暴落せずに、金持ちはより得するはずです。
しかし、実際にはそうならないのは、バカな人でも金持ちになってしまったからでしょう。
記事では、「市場原理は効率的であるがゆえに、必然的に非効率を招くという、資本主義のパラドックス」と説明しています。
仕事経験がないのに芸術業界を語るバカ。
芸術系の仕事の経験がない人が、芸術業界を語っているのは頭が悪いです。
たしかに、芸術系やクリエイター系は、社会常識のない頭が悪い人が多い…ですが、だからといって、経験もない素人が芸術業界を語れると思うのは、彼らよりさらに頭が悪いです。
理解をしてから話さないと、公然と恥を晒すことになります。
一部のインフルエンサーの話も、真に受けないようにしましょう。
「売れる作品を作れないやつが才能がない」みたいな話を真に受けてる人は、社会に相手にされないです。
余談ですが、SNSは一昔前とまったく雰囲気が違く、襲撃事件なども多発している昨今です。
炎上が冗談で受け入れられる雰囲気ではないので、すごい危ないと思います。