格闘技コンテンツがなぜ流行るのかという話ですが、実はツイッターやユーチューブやヤフーニュースなどのコメント欄を見ていると、よく理解できます。
コメントから、推察できることを描きます。
1.世間一般の格闘技に対する妄想(偏見)がひどい
コメントでは、
「容赦なく殴れるやつが強い(勝つ)」
「武器アリだと勝負はわからない」
「喧嘩にルールはないからやったもん勝ち」
みたいな話をよく見かけます。
要するに、格闘技に関する思考のレベルが中学や高校レベルで止まっているんだなと分かります。
これについて、経験者として答えるなら、
「容赦なく殴れるやつが強い(勝つ)」
→ほとんどの人は一発さえマトモに殴れません。頭の中での空想です。
「武器アリだと勝負はわからない」
→武器アリでも武器の使い方を知らない人ばかりです。結局、弱いやつは弱いままです。武器の訓練はそれ専用にしないと、武器アリの状態で強くなりません。
「喧嘩にルールはないからやったもん勝ち」
→国内では法律がありますし、戦争でさえもルールがあります。何でもアリなら、弱いやつが先に死ぬだけです。ルールがあるからこそ、弱い人でも勝てるチャンスがあります。
というように、なにか根本的な勘違いばかりです。
要するに、弱い人がコンプレックスにまみれてコメントしているのが、丸わかりなのです。
2.やったことない人が圧倒的に多い
中学や高校だと、せいぜい柔道剣道を少しだけかじった程度の人ばかりでしょう。
学校レベルの指導、週数回、数カ月程度で身につくわけがありません。
なので、現実を知らない人ばかりなのも頷けます。
3.だから流行る
現実を誇張して描くだけでも、異世界超人バトルみたいになりやすいのが格闘技コンテンツです。
そのままのことでも、割とビックリする人が多いです。
たとえば、「極真空手では腹パン脚蹴りを毎回行います」みたいな事実を書いたとしても、「喧嘩の世界みたい…」と思い込みを強くする人が多いです。
ここを逆手に取って、「喧嘩空手」みたいなマーケティングが可能になります。
「喧嘩と結びつけるな」「犯罪が増える」みたいな意見が世間にありますが、そもそもそのイメージを持っているのは世間の人たちだったりします。
それを増幅させて表現すると、そうみえるというだけです。