やる気のある奴は物事を中心しか見ていない。面白いことはその周辺にあることに気づかず、視野が狭くなる タモリ
この話は有名ですが、当時の状況やらタモリ本人の心境を鑑みないと、真意が理解できません。
芸人のネタについての話でしょうから、創作のネタみたいな話でしょうか。
ちなみに、私=忍者は私は若い頃に漫画をずっと描こうとして、それ以来ひたすらネタを考えるクセがついているので、実はこの手の能力がめちゃ高いんですよね。
たぶん、漫画を一度しかトライしたことがないような人と、引き出しの多さが違います。
世の中には、自分のイメージ力とやらに頼りたがるバカがいます。
つまり、無数のコンテンツや体験をして一旦忘れるというバカがいる。
そんな遠回りな話をして何になるのか…という話ですが。
たとえば、野球球場のやじはどこにでもありふれた話であり(別に球場じゃなくて、どこにでも、そういうのはあります)、とくに面白い話でもありません。
一面的で非常に視野が狭く、面白くないネタですね。
つまらない芸人のあるあるネタというだけでしょう。
これは使いやすいですが、その反面では人を傷つけるような内容になりかねません。
なので、そういう意味でもあまり愉快なものではありませんから、やはりその分だけ評価が低くなります。
野球場のおっさんがそういうつもりでやっているわけではなく、ただ単に自己主張をしようとした結果、荒い態度に出たというだけの話でしょう。
つまり、別に面白くもないありふれた話というだけで、こんなものはネタでもなんでも無いです。
ネタと言うより、「そういう人もいる」という程度の範囲でしょう。
ちなみに、田舎の人は野球球場のやじ程度でビビり散らかしちゃうらしいですが、都会にいる人は路上でいきなり格闘技の試合が始まるのが普通なのを知っているので何にも思わないです。
つまり、都会は徹底的に自己主張しないと、喰わてしまう世界です。
「田舎はビビリの雑魚ばかりで、都会は粗野で強いやつが多い」という私の話のほうが、むしろネタとして抜群に面白いでしょう。
ということで、イメージ力というのは過去の情報の組み合わせにすぎないわけです。
イメージ力を頼りにしてはいけません。
俺はイメージ力あると言うやつは、たいていイメージが貧しいというのが、私の観察上の相場です。