忍びの日記

絵の思考法から世事評論まで、忍者が斬る!

現実主義ではなく、事実に基づく科学主義。

人は現実主義(リアリズム)は良いことだと思いやすい特徴があります。

たしかに現実主義と聞くとしっかりしてそうな印象ですが、私が観察する限り「自称現実主義者」に、賢い人を1人も見たことがありません。

というのも、思考停止をカッコつけて言うと、現実主義=リアリズムと言い訳しやすいのです。

つまり、実際には何も考えてない人が、現実主義という言葉を使いたがりますが、中身は何も無いわけです。

対して、私は「事実に基づいた科学主義」を取っています。

この考えの特徴としては、まず事実確認を徹底して行います。

事実なので、まずは過去の研究なりデータなりを、片っ端から調べます。

陰謀論のように、事実が極めて曖昧で不確かな空理空論は、ここで喝破することができます。

要するに、事実関係が曖昧だったり、論理的整合性がない場合に、それがウソだと判断できます。

ウソをウソと見抜くためと言っても良いですが、これは現実主義とは違うのです。

むしろ、人の思い込みによるおかしな現実を、片っ端から潰していくのが科学主義です。

ということで、現実主義は頭の悪い人が好む考え方なので、注意したほうが良いです。

事実確認しないで現実を語る人が多いですが、事実も曖昧なのに、現実を知ることは不可能です。