テレビが全盛期でネットが普及していなかった頃は、テレビと視聴者の境目が明確にありました。
しかし、ネットが一般普及した2000年代以降は、ファンアートが次々とプロのレベルを超えていくという逆転現象の時代に入りました。
プロも顔負けの名無しの素人の台頭です。
つまり、「自分自身も熱烈なオタク的ファンであり、かつクリエイター」という、今までに存在し得なかった人たちが一気に市場を席捲していきます。
「素人の時代があり、プロの時代が…」という従来のあり方は完全に消滅して、境目がないのが現代のクリエイター市場です。
ということで、テレビ世代の古いおじさんの話を真に受けていると、いつの間にかドツボにはまりますので、ご注意ください。
私自身もネットのファンアート黎明期から絵を始めたクチなので、この辺の事情がわからないまま間違った話をしている人も、残念ながら非常に多いみたいです。