今回は上手くなる方法を評価する方法について話します。
というのも、何かについて上手くなる方法は、実は誰でも語ろうと思えば無限に語れます。
しかし、アテになる方法なのかどうかは、やる側がきちんと見抜いて判断しないと、いつまでも無駄な労力を使うことになる可能性もあります。
つまり、「方法論を見抜く方法」について、これから解説します。
①科学的根拠と論理整合性
まず、その方法論はちゃんとした科学的根拠があるかどうかに注目してください。
たとえば、ダイエットの仕方という話のときに、「カロリーを減らせば痩せる」ことには、きちんとした科学的根拠があります。
というのも、太っている場合は日々のオーバーカロリー、つまりカロリー摂取過多が原因だからです。
また、これに関する方法論なら、基本的には論理的に筋が通っている話となります。
逆にいえば、これ以外の話は、基本的にウソか間違いです。
少なくとも、その可能性が極めて高いです。
このように、「そのものごとについて、一番根本的な部分に触れているか」ということは、ウソの方法論をあばく有効な方法になります。
②実績と体験談
次に、その方法で成功した実績があるかどうかです。
ただし、本当にその方法でうまく行くのかを確かめるには、成果を謳うような広告をなるべく見ないことです。
広告は、ウソだったり、大げさな主張をしている可能性が高いからです。
そうではなくて、体験談などなるべく具体的な話から調べます。
過程を詳しく読んだり聞いたりするうちに、その方法論のどこが要点かを、把握し理解することができます。
どういう考え方で、その方法に取り組むべきかをしっかり理解しましょう。
ということで、①と②を総合して、方法論が妥当かどうかを判断します。
くれぐれも実績や人気があるからといって、それが正しい、あなたに合っているわけではありませんので、そこは注意しましょう。
チェックを怠ると、やっているのに成果が上がらないで、時間ばかり失う哀しい状態になってしまいます。
もちろん、取り組み方が足りない場合も多々あるのですが、たとえばダルビッシュ選手による「走り込み理論は間違い」みたいな話も、実際よくある話なのです。
また、向いてないやり方を続けると、自信を失ったり、体調不良を引き起こしやすくなるなど、良くないことが起きる原因になります。
実際に、筋トレを始める前のダルビッシュ選手もそうだった通りです。
そして、出来る人は、上述の①と②を基準にして自分自身で方法論を生み出しても良いです。
私は、自分のやり方を自分で作れるタイプなので、そういう人はむしろ方法論を自作して、それをやっていく方が、合う場合もあります。
むしろ、自作できるまで調べ込むのも一つの手でしょうし、ダルビッシュ選手も、実際にそうして成功しています。