忍びの日記

絵の思考法から世事評論まで、忍者が斬る!

2流ほど「本気」という言葉を使いたがる。

本気という言葉を好きな人は日本に多いようです。

しかし、私は本気という言葉ほど疑わしいものはないと思っています。

というのも、「本気でやる」という言葉には、具体性がまったくないからです。

つまり、この言葉の意味には「とにかく考えずにやろう」という意味が含まれているからです。

具体性がないことで、結果が出ることはありません。

私が実力を伸ばしたのも、すべて科学的根拠や知識から調査をし、トレーニング計画を立て、それに忠実に実行をしたからです。

それに加えて、知能の低い連中の無駄話を徹底して無視したからです。

科学的手法に集中して取り組んだだけであり、別に私は「本気を出した」わけでもなんでもありません。

どちらかといえば、計画が狂わない範囲で、たまに好きなゲームに熱中しつつも、ダラダラとやっていたと言って良いくらいです。

「本気になった」ことなんて一度もありませんし、今後も本気を出すことは一切ないでしょう。

 

絵は、一生懸命やったからと言って、実力が伸びるほど甘いものではないです。

正しい考え方と適切な手法のほうが、明らかに大事だからです。

先人の勘と経験だけでは、とうてい太刀打ちできない世界です。

事実、優秀な人ほど、「本気で」などという言葉は使いません。

「本気でやった」という言葉には、「本気を出したから許してくれ」のような浅ましい言い訳がましささえ含まれているようにも聞こえます。

「本気を出した」からと言って、あなたの画力がお目溢しで上がるわけではないのです。

まず、どうしたら上手くいくのかを、自分で調べてみてください

人の話は、どんな人でも、基本的にアテにならないです。

「本気でやる」のではなく、「調べて科学的にやる」のが1流のやり方なのです。