技術やノウハウが、誰のものであるか、どの時期のものなのかなどまったく関係なく、すべて0コストになっているという話をしました。
ネット検索でなんでも良いものがすぐに見つかるため、いつ誰がどこにいても習熟することが出来る時代になっということです。
こうなってくると、いよいよ個人そのものが問題になってきます。
従来のように、「ある歳になったらこうするのが幸せ」「より良い…」といったモデルは、すでに崩壊しています。
つまり、前の時代に「幸せ」であったはずのものが、今は「あまり幸せではない」ということでもあります。
反対に、世の中は限りなく便利でかつ豊かになってきています。
いよいよ世の中がこうなってくると、一つ言えることとして、「常に挑戦すること」のような、今までは「大変なこと」「不幸なこと」とされていたような価値観が、「ありがたいこと」「幸せなこと」という風に、これから変化していく可能性が高いと言えます。
「中二病」などと前の時代に揶揄されていたものが死語になり、今の時代では「ものごとに果敢に挑戦できる立派な人」というように、価値観がすでに変わってしまっている通りです。
こういう人は、なぜ全国的に「喧嘩自慢」が大きく流行っているかも、おそらく理解できないはずです。
このように、幸せの定義そのものが変わってくるのです。
ということで、時代によって価値観は急激に変わるものなので、注意しましょう。
特に、中高年は何かと過去の時代に縛られてしまいがちなので、ちょっとした言動でも害毒扱いされる可能性が極めて高いです。
テレビなどでの当時に流行だった価値観は、ただただ気持ち悪いだけになっているのです。
「コメント欄で、ひたすら愚痴や昔話を垂れ流すような鬱屈したおじさんおばさん」のような人が、世の中にたくさん増えているのも、そうした理由です。
考え方を知り、変えていくしかないのです。