困っている人がいても、見て見ぬふりをして助けないというのが、今の法体系では正解になってしまっています。
カルト宗教問題に始まり、いじめ問題など、様々な問題が野放しになり、一部の特権層が利得を得続けられるのも、人権が足りないからだと私は考えました。
ということで、日本国憲法に「救助権」を新設せよという提言をします。
日本国憲法では、基本的人権で生存権は保証されていますが、人を助ける権利というのは明記されていません。
最高法規である憲法に、「何人たりとも、国民は人を助けて良い権利がある」と書き込めば、直ちに諸々の社会問題が「違憲」となり、司法の審判は覆ります。
悪用されたらどうなんだという話は、ほか法体系との関係性で補えばいい話です。
要するに、人権として根本的な内容が規定がされていないことが原因だなと思いました。
そもそも、政府が「まずは自助」とか言ってるくせに、「いざ助けたら罰則」では誰も助けないのは当然です。
「テロ礼賛するな論争」が起きるのも、そもそもこうした権利が憲法に規定されていないのが原因でしょう。
救助権があれば、テロに発展するまで問題が温存されることが少なくなります。
なぜなら、人を助けてもどうせ罰を受けるならと、開き直ってテロを起こそうと考える人が減るからです。
当然、憲法自体が古いという話でもあるのです。