才能で9割脱落する理由。
勉強もスポーツも芸術も、「現象を言語化し、具体的な訓練に落とす」が奥義みたいなものです。
学習とは、要するに「眼の前で起きていることをコピーできる能力」のことだからです。
しかし、大抵の「才能のない人」たちは、ここで大きな問題が発生して脱落していきます。
これは自然現象みたいなもので、どんな分野や領域でも、9割の人が脱落していきます。
実際にコピーするには、「眼の前で起きていることを正確に捉える」ことができないといくら時間と労力をかけても無理だからです。
ここが、大抵の人にとって、「とてつもなく大きな障害」になって立ちはだかります。
才能を創る「学習能力」とは。
学習能力=「現象を正確に捉える」能力には、
・現象を観察するだけの、分野における基礎能力
・言語化出来るだけの言語能力=国語力
この2つが必要です。
※学習後に「コピー」しないといけないので、ここに訓練が必要ですが、今回はこの話は除外します。
しかし、これが両方揃っていない人は非常に多いのです。
たとえば、観察が得意だけど国語力がない人、その逆もよくいます。
9割の人は、この2つのカードが揃っていないのです。
「才能で9割脱落する」のは、実はそういう理由です。
「観察能力」と「言語能力」を訓練する方法。
才能のない人は、才能を増やす方法を実践しないといけません。
例えば、この2つのカードを鍛えるには、高校レベルまでの「基礎」学力は全教科満点レベルで必須です(超重要!)が、その上で「身近なものごとをなんでも良いので言語化してみる」ことです。
たとえば、ニュース。
ニュースでは色んな話が論じられます。
「なにが起きて、結果どんな立場の人がどういう意図で意見を言っているか」を言語化してみてください。
ネットはリスクあるから、紙に書きましょう。
ずっと書いて練習していくと、ものごとを全体を図形のような構造として捉えることが出来るようになっていきます。
もちろん、陰謀論はNGです(バカになります)。
有名なユーチューバーの話を鵜呑みにするなどもってのほかです(ポジション語りしかしません)。
あくまでも、多方から言われている事実を積み上げて全体を俯瞰するのです。
こういう訓練を、習慣として専門分野と別にやってみると良いです。
例のDJ問題で炎上していたあるジブリ作品の監督も、こういう能力を鍛えた上で発言されていたのだと思われます。
※訴訟リスクがあるので、くれぐれもネットではやらず、こっそり一人でやってください。