たとえば、学歴がなくても頭が良い…。
最近だと、学校に行かなくても問題ない。
前者は、どういう意味で頭が良いかにもよるのですが、勉強しないと学歴取得できない場合、勉強をやってないあなたより、勉強をやっているあなたの方が、確実に頭は良くなりますよね。
後者でも、学校は行かないより、行った方が良いです。
そして、普段からこういう消極的な思考をしていると、規格外のパワーを持った人にあっという間にやられてしまいます。
〇〇で生まれる可能性を外してしまう怖さ。
たとえば、オリンピックを目指しているなら、私も学校に行かなくても良いとは思います。
でも、実際にオリンピック選手のほとんどは学校に行っています。
学校に通いながら、空手、柔道、相撲、ボクシング、レスリング、週4塾もやりながら、すべての種目でオリンピック金メダルを目指している子もいます。
要は、「学校に行かなくても…」とは、自分の想定する範囲でしか、ものを考えられていないということです。
「〇〇しなくても」ということは、言い換えれば、自分の可能性の中で、〇〇を外してしまってるということです。
実際に〇〇をやってみてもあまり上手く行かなかったならともかくとして、最初から〇〇という方法をわざわざ消去する必要はありませんよね。
消去法では壁を打ち破れない。
自分より格下の相手には、やりたいことをやっているだけで通用するのでそれで良いでしょうが、すぐに壁に当たるわけです。
己に欠けているところを分析して補い、積み上げて行くことをしなければ、最終的にはいつまでも成長しません。
14年間、日本人相手に無敗の格闘家は三角絞めなどで、一本を取って相手を下してきました。
ポテンシャルやセンスがあると言われていた選手が、次々と彼に負けていったのです。
こうした想定を上回る相手が出てきたときに、センスや才能では上回れないのです。
真っ向から勝負しないと、相手を超えることができません。
ちゃんと積み上げてやってきた人は、いつも通りやることで、しっかりと相手を上回ることができます。
「〇〇しなくても…」という消去法は、大半の場合は逃げの心理で使われます。
たいていの場合で、「〇〇はしておいた方が得」なのです。
もし、あなたが勉強しなくても頭が良い人なら、勉強したらもっと頭が良くなるし、もっと周囲から上回れるのです。
私は元々頭が良いですが、もちろん勉強してもっと頭が良くなりましたし、勉強とはそういうものです。
そして、人間は時間が限られています。
だからこそ、「やらない」という選択をしているだけというのは、しっかりと認識しておきましょう。
〇〇の可能性は、よく考えておくことが大切です。