忍びの日記

絵の思考法から世事評論まで、忍者が斬る!

不倫擁護派が見えていない論点

不倫擁護派が見えていない論点

たとえば金持ちが30人の愛人を作っていたとして、「英雄色を好む」みたいにカッコつけて言い分を作りますが、しょせんパートナー以外の相手はセックス中毒か恋愛依存症を満たしたいみたいな理由です。

そもそも、優秀な男にとって女は面倒くさいわけです。

女嫌いの女体好きじゃないですが、そういう感じで面倒くさくなったら支援を断ち切ってシングルマザーにするわけです。

シングルマザーになった女性と子どもは福祉に駆け込んで生活することになるわけですが、ここも公金を使うことになるわけですね。

つまり、不倫を許す社会になってしまうと、シングルマザーが増えて税金が増えてしまうわけです。

また、少子化に貢献しているという意見ですが、一人の金持ちが数十人作ったところで、金持ちの数はごく少数ですし、またそうして育たざるをえない子どもたちの多くにとって(全員が全員ではないが)あまり幸せな環境とはいえません。

社会構造を通じて世の中を観察できないと、「不倫は悪だ」「不倫は善だ」みたいな議論からいつまでも抜け出せません。

 

一夫一妻制は社会構造維持のため

不倫を許すと一夫多妻が常態化します。

金持ちにとってはそれが都合いいのでしょうが、問題は社会は金持ちだけで回っていないということです。

一夫一妻制は社会を維持するために生み出された制度で、多様性を確保するためには、金持ちから中流、下層までいろんな遺伝子が多様に残っている国のほうが最終的に強くなります。

強い国家を作るという視点で言えば、一夫多妻は論外です。

私も不倫はプライベート問題なので世間に発信しても仕方ないと主張すると同時に、不倫はあまり良くないと言っているのは、そういう社会的な理由からです。