忍びの日記

絵の思考法から世事評論まで、忍者が斬る!

商売の本質は記憶に残ること。

商売の本質は、購買者の記憶に残ることです。

ディズニーランドがなぜ人気なのか考えれば分かるでしょう。

客は楽しかった記憶を共有します。

怖いアトラクションもありますが、それも思い出。

最後にはお土産屋があるといった感じで、最初から最後まで楽しいわけです。

では、これを参考に絵の戦略でも考えてみましょう。

 

1 ゴリ押し路線、適応戦略 運営戦略のどちらかを選ぶ。

トレンドに乗って流行りのものを売る適応戦略が一般的です。

おもに二次創作やSNSトレンドの話題などに当たります。

これは画力が低くても成立しやすいですが参入障壁が低いです。

すぐに忘れられる傾向が強い。

逆に、一次創作などはゴリ押し路線と呼んでみます。

要するに私が何やっているかを客に知って貰う方法です。

これは当たるのがなかなか難しかったり画力も要求されます。

ただ、当たったらライバルはいません。

独占市場を作るようなものです。

また、ここから企業案件などの依頼が来る可能性はあります。

 

2自分の体験、相手の記憶 ネタの種類をどちらか選ぶ。

自分の体験を伝えるという方法があります。

あるあるネタ、体験記などがそれに当たります。

ネタは自分から引っ張るので楽といえば楽。

一見違うように見えますがグラップラー刃牙なども、何でもあり異種格闘技戦のお話ですが、もとは「どの格闘技、格闘家が一番最強か」という格闘技経験者が考えたことの「あるある体験ネタ」に当たります。

※作者がいた自衛隊で学ぶ格闘術って、要するにいろんな格闘技のかけ合わせです。しかし、強い自衛隊経験者よりさらに強い格闘家も世には沢山います。打撃、投げ技、極め技、一体どれが一番対人で有効なのか、だとしたらどんな格闘家が一番強いのか…が気になったことから、企画がはじまっているのかも知れません。

もう一つは、他人の記憶を呼び起こす方法です。

たとえば、学生ネタや会社ネタなどが鉄板です。

学生時代は誰しもあるし、会社経験も多くの人があるのでネタとしてとても有効です。

一見違うように見えますが、新世紀エヴァンゲリオンなども、「気弱な中学生の男子がどういうふうに考えどう行動するか」という話から科学SFやロボットネタに広がっています。

※監督は、学生ネタをきっかけにして、ウルトラマンゴジラなど、みんなが知ってるSFロボットネタなどを引き出し、エッチな女の子の裸を出す…など徹底的に視聴者の記憶に頼っていました。暴走やサービスシーンはみんなが見てみたいネタです。5分までという時間設定、シンクロ率などの数値も機械工学系あるあるネタです。

もちろん混ざることはあるでしょうが、基本路線としてどちらかを先に選んでおくのが大切かなと思います。

 

ただ、どれをやるにしても画力はあればあるだけ良く、どこまでも必要なので画力を鍛え抜きましょう。

描きたいものを描ける力を得るには、大変な鍛錬が必要です。