忍びの日記

絵の思考法から世事評論まで、忍者が斬る!

自分の強さが分からないくらい弱い人たち。

ものごとは、出来る人ほどいい意味で自信がありません。

たとえば、勉強やスポーツでも、できない人ほどやたら自信満々だったりします。

あるいはそこまでではなくても、「自分はなにかできるだろう」などと錯覚しがちなのです。

「ダニングクルーガー効果」という有名な心理研究がありますが、人は初心者や弱い人ほど、「自分はできる」「強い」などと錯覚するものです。

しかし、実際に自分と同じくらいの実力の人と闘ってみれば分かりますが、はじめて等身大の自分の実力を知ることになります。

おそらく、苦戦を強いられることになるはずです。

しかし、その同じくらいの実力の人の更に上には上があるということを、そこではじめて思い知ることになります。

格闘技などでも同じですが、まずは自分と同じくらいの実力の人とたくさんスパーリングの練習を重ねます。

その中で、だんだんと格上の人の凄さを知っていくのです。

ということで、ブレイキングダウンみたいな「即席なんちゃって格闘技大会」が世間で流行っていますが、こうした風潮に皆さんはくれぐれも勘違いしないようにしてください。

「生兵法は怪我のもと」と言われるように、かじった程度のレベルで素人に毛が生えたような人たちが、中途半端な覚悟で取り組むのはやめた方が良いです。