忍びの日記

絵の思考法から世事評論まで、忍者が斬る!

話が通じる人はとてつもなく少ないという話。

賢い人や言論人、金持ちの人は、「話せばわかる」「話しているから納得しないお前が悪い」などと言った態度をとりがちです。

「自分の筋の通った話が通じないなら、通さないお前が悪い」というのは、確かにその通りの場合もありますが、見方によっては「非常に不遜な態度」とも取れます。

まず、当然ですが、世の中、なんでも筋が通っている訳では無いです。

次に、世の中「話の通じない人の割合が圧倒的大多数」ということを知らないか忘れています。

あなたの思う以上に、理屈なんて話したところで聞かない人のほうが圧倒的大多数です。

99.998%の人は、あなたの話は至極どうでもいいのです。

ということで、「〇〇を分からない人はダメ、バカ」「〇〇が分からないあなたはおかしい」などと、公然と書き(言い)散らしていると、不特定多数の見知らぬ人(=圧倒的大多数)から、どんどん一方的に恨みを買いまくるので、注意したほうが良いでしょう。

ネットだと自我が肥大する人ばかりですが、たとえば同じことを治安が悪めの繁華街の街頭で大声で言い続けていたら、間違いなく誰かが襲ってくるのは分かると思います。

そして、少なくとも、この手合の人は「頭がおかしい人」「キチガイ」ではなく、「街中にいるごくごく普通の人」なのです。

「腹が立つことを言われたら、どこかでやり返してやろう」と思うのは人として当然なのは、みんな同じなのです。

ということで、あなたがどう思ってどう発信してようが、どんなに人気があろうが、99.998%の人たちは、あなたのことはどうでも良く、話を聞いているようで聞いていないということを自覚しましょう。

また、そういう人の近くにいる人も、ある程度想定と注意は常にしておいたほうが良いと思います。

SNSで不特定に向けて発信するということは、常にどういうことが起きるかわからないということだからです。

「暴力による言論の自由への弾圧」と言っている人は多いですが、自由な言論は暴力の過程で勝ち取ってきたものであることも忘れてはなりません。

「話せば分かる」は、完全なるウソです。

賢い人たちの思う「こうあるべきだ」で、社会も組織も動くはずがないということを理解しておきましょう。