因果を間違えるなと言う話。
世間には何かと因果を間違える人が多いですが、国語力の不足に起因しています。
たとえば、「本当のことを言っているから、悪口も許されるべきだ」と考える人がいます。
しかし、気心が知れている間柄だから悪口を言い合える(ようになる場合も「人によって」あり得る)のであり、悪口を言うから仲が良くなるわけではありません。
つまり、悪口を言うことと仲が良いことの因果が逆になっています。
当然ですが、人は誰とでも仲良くなれるわけがありません。
仲良くなれるかどうかの条件は、人それぞれなのです。
ということで、最初から結果を焦って求めがちな人が、因果を逆にしている例は世の中にとても多いです。
しかし、「トイレ掃除をすると金運が上がる」みたいな話に心酔する頭の悪い人は、古今東西数多いるので、仕方ないとはいえ、くれぐれも注意はしたほうが良いでしょう。
おかしな考え方を身に着けてしまうと、それこそ物事が上手くいかなくなります。