忍びの日記

絵の思考法から世事評論まで、忍者が斬る!

襲撃事件について多くの人が深刻な勘違いをしている話。

古来から社会で襲撃事件はあって当たり前

古代の有名な襲撃事件では、乙巳の変が有名です。

中大兄皇子中臣鎌足はその後に天智天皇と藤原家創設という、日本史で極めて重要な立ち位置を占める英雄となりました。

このように、襲撃事件を起こすことで英雄になった人は、実は日本史では多いのです。

たとえば、明治維新もクーデターのようなものですが、やはり彼らが天下を取って後の世が作られました

この点についての賛否はさておいても、実情や時代背景を考えれば、必ずしも悪と言い切れない事件もあります

もちろん99%以上は身勝手な襲撃事件でしょうが、一方で「あって当たり前なんだな」という認識はとても大事です。

 

殺傷事件について語られないタブー

ところが、上述のような話をすると、その度に日本人からは言霊信仰みたいな観点があり、「そういうことを言うんじゃない」という人がかならず出てきます

襲撃事件があった場合、その話について全体的に「穢れ」のように扱われます。

なので、襲撃事件そのものが社会でタブーになりやすいため、日本ではなかなかしっかりと社会分析できないのです。

 

「誰でも良かった」人ほど「大物」を狙う

「誰でも良かった」というのは、実際に襲撃事件を起こした犯人の言い訳でよく使われます。

しかし、仮に「誰でも良かった」なら、「いっそのこと大物狙ってぶちかましてやる」と思うのが人情です。

これは、細かい規制や厳罰化をすると、凶悪犯罪に切り替えて犯罪が深刻化するのと同じ心理で、有名人や財界人、政治家など「大物狙い」になる可能性もあるのです。

 

普段から襲われる前提で生活すべき

すべての人が襲撃事件に遭う可能性も、逆に起こす側になる可能性もあると考えるべきでしょう。

というのも、気に入らないことや不満なことは社会では当たり前のように起きます。

友だちがいれば、共同体に囲われていれば…という話もありますが、そもそもこういった事件を起こす人は決意が堅固なので、そういった助言は無駄になります。

さらに、昔は都会でそういう揉め事の末に殺害事件などが多かったのですが、現在ではネットに興味関心の対象が移っています

ネットで情報が錯綜する世の中ですから、ネットの人間関係がある人ほど気をつけたほうが良いでしょう。

特に、有名人やインフルエンサーは、そうした点で非常にリスクを抱えていると言えます。

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