「学歴=ブランド」だけなのか?
家庭環境や知能は様々なので、本を読んだだけで理解できる人もいれば、環境が変わったことにより向学心が刺激されて向上する人もいます。
人間、何がきっかけになるかはわからないので、「学歴とはブランド」という一側面だけをやたらに強調しても、なぜ学歴に信用があるのかは理解されません。
学歴は20代だけの話だという人もいますが、実際のところは高学歴の人はやはり歳をとっても優秀な人が多く、学歴が一生続くという価値観が日本では一般的です。
「一番じゃなきゃ意味がない」のは当たり前。
「プロに勝てないから諦めておけ」という意見に私は反対です。
私はプロとか関係なく、何ごとでも自分が一番じゃないと気がすまないです。
だから、どんな状況でもトップを目指さない人は全くありえないと思うし、そういう人と仲良くなれないです。
「プロにどうせ勝てないんだから、タイムを気にしても仕方がない」という考えで競技スポーツに取り組んでも、結局のところ取り組む以上は競技であるのだから、「勝てなかったら意味がない」ですし、「勝てないなら、そのスポーツをやっても仕方がない」です。
実際、スポーツとかでも、プロとアマチュアの差って訓練時間の差くらいしかないです。
また、プロよりも厳しい練習をしているアマチュアも多いですし、センスや知能で上回るアマチュアっていくらでも存在します。
「相手がプロだから勝てない」ってのは、解像度が低いです。
中学受験がなぜ都心で流行しているか?
「出来ない子が勉強しても意味ない…」とは言うものの、そういう子でも「本当に受験したいの?」と聞くと、「やりたい」って言います。
私自身、ここが非常に驚いた点で、周りがやっているからという理由も含まれますが、真剣に心から「やりたい」と言ってきます。
そういう子の意思を、「どうせ無駄なんだしやめとけば」などと曲げるわけにはいかないですよね。
つまり、大人のほうが分かっていないと言うべきでしょう。
バカは受験しても仕方ないのか?
「バカが受験しても時間の無駄」という話もありますが、受験では基本的な物事の取り組み方を学ぶことが出来ます。
それは、仕事の仕方にも通づる部分が非常に多く、幅広い層に根強く支持されているのは、将来的に偏差値を伸ばす訓練が役に立つという確信が、多くの人にあるからです。
受験塾は高騰していますが、今後も受験がなくなることはないでしょう。
門外漢の教育論って個人の体験にもとづく主観ばっかりなので、客観性が薄いんですよね。
だいたい、学歴が意味ないって主張する人って、みんな高学歴なんですよ。
つまり、学歴は絶対にあった方が良いって分かるんですよ。