「嫉妬する人が絵描きに向いていない」の大ウソ
「嫉妬をするのが良くない」のではなく、嫉妬の方法が間違っています。
「昨日の自分と比較しよう」みたいなキレイな話(これは当然として)ではなく、嫉妬は人間の性みたいなものですから、もっと本質的に考えないといけないです。
情報化社会の弊害
日本は世間重視の横並び社会なので、オンラインコミュニティみたいなものが流行りますが、ああいうのに入っているうちはまったく成長できません。
とくに有料SNSだと、支払っている月極の金額を回収しようと、特に関係のない余計なことをし始めたりしがちです。
承認欲求や自己顕示欲が強い人ほど、SNSアピールに勤しんでしまい、絵がまったく上手になりません(描かなくなるので当たり前)。
SNSで他人を検索して話しかけても、それはあなたではないため、絡んだとしてもまったく意味ないです。
一昔前ならともかく、今そういうことをしている人を見かけると、「ヒマな人だな~」「いつまでやってるんだろ…」という感想しか湧きません。
一方、他人のアピールを見て嫉妬するのは、人としてごく自然なことです。
だから、自分自身が思ったことを過度に否定したりするのは良くないのでやめましょう。
要するに、何かを見たら感想が「出てしまう」のが人間ですので、SNSを長時間見ないようにする(毎日見ない)、またSNSでのマウントを上手に躱す技術があるほうが、自衛として良いでしょう。
ただ、くれぐれもSNSが得意、上手だから「精神的に強い」とかそういうことは一切ありません(全員そういう状態なると研究結果が出ている、SNSはむしろ精神的に弱い人が依存する)ので、勘違いしないようにしましょう。
つまり、人間にとって嫉妬するのは「ごく普通の現象」なので、ちゃんと認識した上できちんと対処をしましょうということです。
嫉妬心を競争心に変えてみる
一つの対処法としては、まず勉強でも絵でも何でもそうですが、嫉妬心というか、対抗心や競争心のようなものがないと上手くなりません。
そもそも嫉妬心というのも、人間のエネルギーなので、否定してはいけません。
人間はロボットや植物ではないので、善心のみで生きてるわけではありません。
嫉妬の内容は、「あいつはムカつくからそのうち追い抜かす」とか、「俺のほうが優秀に決まっている」とか、言いがかりみたいな理由でも何でもいいです。
もちろん他人に言う必要はないですが、心の底では「必ずぶちのめしてやる」という燃え盛るような闘争心がないと、結局のところ中途半端になります。
「嫉妬しているうちは上手くならない」とか、そんなヌルいこと言っていてはダメです。
馴れ合いが習慣化してしまい、有料コミュニティの養分になってしまったり、宣伝材料に使われてしまう「安い人」になってしまいます。
もう「道具」にしてしまおう
二つ目として、あえて邪悪なことを言いますが、対象を「道具」として扱ってあげましょう。
自分の目的のために「素材化」します。
やり方としては、その人の言っていることと、成果物を完全に切り離します。
成果物だけを分析して、その要素のみを取り入れれば良いです。
これは、相手への「復讐」になります。
ある意味で本質です。
圧倒的に勝つことを考えましょう
「相手を道具や素材にしてしまう」ことで、あとは自分のことに集中すれば良いです。
そいつが何を言っても、素材を取った後のジャンク=ゴミなので気にならないです。
本当にムカつくようなら、たまに構ってコケにしてあげれば良いです。
成果物とその本人を徹底的に切り離す能力は、生きていく上でとても大事な考え方です。
ビジネスでも有効
この方法はビジネスでも例外なく使えます。
・プロになる
・有名になる
・誰かを見返す…
みたいな話ですが、強く思うほど、実は達成しやすくなります。
たしかに、私は仕事で過去もこの方法で次々と結果を実現し、実績を積み上げました。
エリアで断トツNO1の実績を取ったこともあります。
競争心が保てるなら、SNSを起爆剤のように使うのも悪くはないのかも知れません。
ただし、カンフル剤と同じなので、多用で疲れないように注意しましょう。
まあ、手塚治虫も宮崎駿も富野由悠季も、並々ならぬ嫉妬をしていますから、「天才こそ嫉妬する」と知っていれば良いのです。
SNSって嫉妬することもあれば、逆に嫉妬されることもあるので、あまり軽く見ないほうが良いです。色んな方法を見つけて対処法を考えましょう。