忍びの日記

絵の思考法から世事評論まで、忍者が斬る!

人気と上手さの違い。

下手でも売れる

絵は下手でも売れることは出来ます。

たとえば、下手な絵の漫画作品でヒットしているものは山のようにあります。

漫画が上手いですが、絵は下手です。

漫画家が人気を取りたい、売れたいがために、必ずしも絵が上手くなる必要はないです。

 

ただし、上手いとやれることが格段に増える

ただし、絵が上手いと何でも出来るようになります。

分かりやすく喩えると、ファーストフードと高級料理のようなものです。

ファーストフードは製法が単調で決まっており、似たような味しかありません。

そこまで美味しいものはありませんが、安くて腹は膨れます。

一方で、高級料理は食材は高級な仕入れ、製法については職人がやっています。

当然、美味しいですし、当然だけど高いです。

ファーストフード店員は高級料理を作れませんが、高級料理の料理人はファーストフードや家庭料理も、作ろうと思えば作れます。

つまり、上手いということは、職人としてそれだけ価値あることです。

商品が売れることと、職人としての技巧の良さを勘違いする人が多いので、くれぐれも気をつけてください。

売れる商品を作れることは、必ずしも上手い、技巧が高いことではありません。

しかし、技巧が高いということは、職人としての価値は高いということです。

 

漫画など…は総合格闘技ではない。

漫画など…は、SNS含めた戦略でコミュ力も使って売上を上げるから総合格闘技…とか言われますが、そもそもその喩えが総合格闘技にも漫画にも失礼です。

なぜなら、売れることと上手いことは違うため、上手いか分からないけど売れているということであれば、そもそも用意すべき尺度が違います。

つまり、尺度が違うのに比較する(認識が)のはミスリードなので、注意しましょう。