不利になると確証の取れない話題をばら撒く人たち
話で不利になると、誰も確証の取れない話題をばら撒く人がいます。
普段からこういうネタを集めて、タイミングが来たら言ってやろうと常に考えている人たちでしょうが、言われた側は多少(数秒程度)は驚きます。
おそらく瞬間的に相手を動揺させるのと、話を先に進めさせず、混乱状態を作って長引かせるのが目的でしょうが、こんなものはたかが知れています。
というのも、こんなものは週刊誌でも見れば、いくらでも掲載されているからです。
例を紹介すると、
「警察と検察がグルになっている」
しかし、
・警察と検察はそもそも別組織で目的が違う
・警察は証拠集めと事実認証、検察は上がってきた書類と過去判例から判断
・検察官のことを憎たらしく呼ぶ警察官も少なからずいる
「スポーツのほうが格闘技より難しい」
しかし、
・スポーツと格闘技は、どちらが難しいか客観的に判断できない
・せめて両方とも多種目、ある程度やったことがある人でないと分からない
・集団競技より個人競技のほうが、激しく動く機会が多い傾向にある
ということです。
このように、議論してもまったく意味のない・価値のない・関係のない話題を急に言うことで、ある程度の時間稼ぎは出来るかも知れません。
しかし、かえって相手から怒りを買ってしまい、後で論で詰められたり、ボコボコにされる未来が待っているだけです。
また、スポーツと格闘技を明確な根拠なく比較するような話題だと、そこに関わる多くの人たちを、「デマを言うな」などと激怒させるリスクもあります。
世界から危険視される匿名掲示板
リアルでやると、その場でボコボコに殴られるため、これをやる人はまずいないでしょうが、ネットではそれなりにやる人たちがいます。
これは、匿名掲示板に特有の論法で有名です。
匿名掲示板の管理人で論破王と呼ばれた人なんかは、動画やライブでよくこのやり方を使っています。
匿名掲示板はカルチャーなので、この論法を使うやつを見たら、匿名掲示板にハマっている人だなと認識して間違いないでしょう。
トランプ大統領選で襲撃事件があったのも、アメリカでは4チャンネルのせいだと大問題になっており、世界的に危険視されています。
このように、確証の取れない話題をばら撒くリスクは考えたほうが良いでしょう。
自分からいたずらをしておいて、なにか起きて責任を追求されたときに、言い逃れ出来るとは思わないほうが良いです。
日本は表現の自由があるので、これまではデマに寛容でしたが、今後は本格的に危ないかも知れません。