日本人は「いじめを無くそう」とよく言います。
日本人は強くない人が多いので、特定の人を決めて群れて、みんなで一斉に叩くことが大好きです。
叩いている人の大半は、当事者間の事情をよく知らないで騒いでいます。
しかし、叩かれている人には、あまり原因がない場合がほとんどです。
いじめは多くの人にとって、自分の立ち位置が有利になるから加担します。
中には、いじめが起きたこと自体を、自分の立場出世のチャンスに思っていたりする底意地が悪い人さえいます。
さらに、組織や学校などが「いじめゼロ」を掲げている場合、いじめが起きていたのにもかかわらず、被害者に圧力をかけてもみ消してなかったコトにしようとする。
まるで、いじめに便乗して、被害者に圧力をかけることで、さらにいじめに加担しているわけです。
その結果、いじめられていた人がよりいじめられてしまう。
こういうふうに、いじめを加速させてしまえば、場合によっては生命の危険まで行く場合も当然ありうるでしょう。
口先だけの理想論をいくら語っていても、現実的な解決にはならず、むしろ悪化してしまうことが世の中にはたくさんあります。
「ポエマー」が状況を悪化させ、「いじめゼロ」というスローガンとは真逆に、被害者を追い込むことで、自分たちの対面も保とうとする輩も多いです。
「気持ちの問題」でものごとは悪化するだけで、まったく解決できないです。
いじめは雑草処理と同じように、その都度しっかりとした対処をしていくしかありません。
証拠記録を残して匿名通報制度などで、密告を流行らせることで対処する仕組みを作る。
「いじめは犯罪」なのだから、粛々と法により裁きを与えれば良いのです。
そもそも「いじめ」という生ぬるい言葉がすでにダメなのです。
事実確認がはっきりした上で、判決も出るのなら、犯罪だと認識できるでしょう。