忍びの日記

絵の思考法から世事評論まで、忍者が斬る!

今年の抱負 2024

■総評、反省、心機一転

昨年度に引き続き、今年も1月内に記す予定でしたが、できなかったので記載しておきます。

というか、3月末なので、社会一般では4月から新年度ということですから、このほうが良いでしょう。

まず、去年の総評ですが、絵の技術に関してはだいぶ理解が深まりましたし、自分自身に明確な技術力の向上を感じましたから、100点満点以上です。

しかし、ここで気を抜いては意味がまるでありませんから、より一層取り組みます。

 

◼絵の技術

1【basic】

・出来映えを良くしつつ、表現の幅を広げる

  ⇒具体的な技術を介在させて絵を描く

   ◎空間に関する理論など。 理論を詳しく修得⇒復習⇒習得⇒…

    ⇒同一の空間に人物やものを巧く描き出す。その感覚を身につける。

     ※手段として、空間を適当に描かない。「しっかりと調べたり考える」

   ◎人体なら、比率にはじまり、断面の変化、筋肉や質感などにも気をつける

・練習の量と質を上げる

  ⇒基礎訓練の継続(質を気にする⇒量を増やす⇒また質を気にする⇒量…)

   ◎基礎と理論がどう応用されるかを常に分析する

2【advanced】

・印象と立体[⇒空間]の整合性を両立させる

  ⇒印象を決める要点を外さず、立体感を失わず、空間までを整合的に構築する

・本物感を出す

  ⇒有名、良い原画の分析をする

   ◎特徴を分析して吸収したうえで、描いて再現してみる訓練をする

・動きの前提を意識した絵として描く

  ⇒時系列が存在すると仮定し、絵の前後はどういう形か考える

   ※ただし、空間と印象の成立が前提

0【fundamentals】

・不明点を調べたり、疑問点を意識的に調査し、解決する

  ⇒調べること、覚えること、関連付けすること

   ◎知識の体系化と整理

・絵の理由も考える習慣

  ⇒わからない場合、「描いて考える」=「分解する、組み合わせる」

   ◎思考の筋道(プロセス)と段取り(ステップ)の体系化と整理

 

※参考書

・人体

ルーミス 各著 言わずもがな

ジャック・ハム 各著 言わずもがな

バート・ドットソン『デッサン55の秘訣』 個人的には一番おすすめ

ポーズカタログ 各シリーズ (マール社) 写真で角度やアオリフカンなどの見え方を確認

モルフォ人体デッサンミニシリーズ 各著 人体のポイントの詳解 人体学習のまとめとして

 

・物や空間、パースなど

田中達之『アニマンラスト アニメ・マンガ・イラストの作法』 名著 表現するときの考え方を学ぶ

キム・ドンホ『スペース・ドローイング入門』 空間表現としてのパースの概念習得に

アーネスト・ノーリング『ポチとボクのかんたんパース』 簡潔かつ全体像を知れる良書(翻訳注意)

Ernest Norling『Perspective made easy』 非常に優れた著作

中山繁信『いちばんやさしいパースと背景画の描き方』 パースの詳解 最初の本としては難しいので注意

他、好きな著者の画集

 

絵については、洋書のほうが良い知見を得られます。

絵に直接関係ないけど、読んでおくと良い本。

畑村洋太郎『失敗学のすすめ』