忍びの日記

絵の思考法から世事評論まで、忍者が斬る!

トレスとは線をなぞることではない

トレスした結果を見る

トレスとは、線をなぞることではありません。

線をなぞるだけで終わるのではなく、絵について「この部分はこういう立体だ。とすれば、こういう構造になっている」などと、自分で解釈しながら消化し、なおかつそれを適切に表現できるようになれば、自分の思う絵柄で好きに描けるようになる、というわけです。

つまり、ちゃんとトレス出来ていれば、その出来が良くなるはずです。

 

ちゃんとトレス練習方法

以下の方法で取り組んでみましょう。

1描き出す前に特徴やポイント、立体の構造や印象を拾う

2印象通りに表現できているか注意しながら、線を入れる

3完成した絵が、元絵よりさらに良くなっていれば成功

という基準です。

元絵より上手く描くこと、自分で描いているかのようにトレスするのがポイントです。

しかし、トレスに慣れていない人は元絵より確実に劣化しますし、拾えません。

ちゃんとトレスは、1がデッサン(実物的な感覚を把握すること)、2と3が自分で描くこと(表現すること)と模写(参考に忠実に再現すること)になっているから最大効率です。