忍びの日記

絵の思考法から世事評論まで、忍者が斬る!

情報を理解する能力

情報を理解する能力

ネットやSNSには情報が溢れています。

しかし、情報を集めて満足してしまう人や、情報の断片を知って無批判に首肯してしまう人ばかりです。

とくに、「有名人や偉い人が〇〇をしていた、〇〇と言った」みたいな情報にはいいね数が集まりやすいですが、有名人や偉い人がしていた、言っていたことは大前提として、あなたにそのまま当てはまるはずがありません。

時代も違うし、考え方も人により異なるわけで、ある人がそう言っていれば、別の人は真逆のやり方で上手く行っていたなんてことはザラにあるからです。

手塚治虫宮崎駿が〇〇と言っていたからといって、別にそれが正しいわけでもなんでもないということです。

多くの人はここで躓いてしまいます。

そして、多くの人は情報の理解する方法を知りません。

 

情報を咀嚼する方法

たとえば、最近だと大谷翔平ダルビッシュの食事が有名でした。

大谷翔平は一日6~7食で4500キロカロリーで肉が中心、ダルビッシュは和食で発酵食品が入っています。

問題は、これを見てどう理解するかです。

情報を理解するためには、この断片だけで考えないことが大切です。

というのも、これだけでは、理解や判断をするにはだいぶ情報が不足しています。

たとえば、大谷翔平ウェイトトレーニングを取り入れていますし、ダルビッシュ選手も筋トレしていますがプロテインを飲んでいます。

こうすると、両者に共通しているのは、筋トレで身体を作っていること、動物と植物タンパクを両方ともたくさん取るが、炭水化物はしっかり取っていることなどがあげられます。

これは、炭水化物がエネルギーになることで、血中にタンパク質が溶け、体内に回りやすくなるからです。

また、6~7食に分けていることから、動物タンパク質を摂取する際には、ある程度分けて食べないと消化しきれない(負担がかかる)こともわかります。

さらに、実際には、和食だけでも充分な量のタンパク質が取れることや、さらに発酵食品は取り入れたほうが良いことが分かります。

ここまで情報を読めないと、逆に情報を取得した手間や時間が無駄になり、意味がないです。

ネットやSNSの情報に振り回されないようにするためには、別の情報を調べて総合して何が言えるのかまで考えることが大事です。

※実は、和食は高タンパク食(植物タンパクが多い)で、日本人の体質に合っており非常に健康的です。アスリートでも、肉やプロテインは必要ないと断言している人も少なからず存在します。

 

newspicks.com

 

https://r25.jp/article/1123528477935366419