某監督の「高層マンションの屋上で作画して良いものが作れるか」という発言
これは「タワマンのような高層マンションにスタジオを置くな」という意味ではなく、「そういうキレイなオフィスに籍を置くことでちゃんと上手く行っているのか」という、根本の発想だったり考え方に疑問を持っているという意味です(コストを置くべきところはそこなのという話を含めて)。
なので、場所の問題の話ではありません。
良いものが作れていれば、どこを間借りしていようが問題ないわけです。
ところが読解力に欠ける人ほど、字義通り内容を真に受けてしまいます。
話の意図を読み取る読解力
私も「最近のアニメは(あまり)観ていない」とラジオで発言しましたが、「アニメを観ていない」を字義通りに真に受け、「忍者(私)はアニメに興味がない」などと突っかかってくるような頭の良くない人がいます。
もっとも、このレベルの国語偏差値40台の受け取り方が、いまの日本社会でのマジョリティ層でしょうが、たとえ部分的にそこだけを切り取ったとしても、私の発言意図がそうではないことくらいすぐに分かるはずです。
それがわからない、バカであることが許されると思っているSNS社会は、やはり長く続かないでしょう。
賢くてある程度まともな人ほどSNSをやっていないのは、見渡して分かるとおりかと思います。
また、やり取り自体が普段からこのレベルだと良いものが作れませんので、国語の勉強を早急にすることをおすすめします。
正確(精確)に読む⇒速く読む
読解力の鍛え方は、実は絵の訓練方法と同じです。
まずクオリティを重視して取り組み、次にそれを速度に変えていきます。
私も国語の偏差値を上げさせるためには、まず生徒に1つの題材に集中して徹底的に取り組ませていました。
たとえば、要約をさせる。
要約が難しいなら、要約文をこちらで作り、穴埋め問題としてやらせる。
実はちゃんと読んでいるようで、多くの人は文章を意外に読めていません。
その訓練は絵と同じで、まずクオリティ、一つの文章に徹底的に取り組むという経験をしないと培われません。
こうした経歴がすでにあったため、私はかなり年齢が行っても、自力で画力を無限に上げていく方法論を自分で発見して取り組み、成功した(もちろん一生かけてずっと向上ですが)という経験があります。
1文⇒2文⇒段落⇒文章とステップに分けて解説されています。
たとえば、私のブログ記事を読解練習に使ってもらっても構いません。
記事によって相反する内容も掲載していますが、2つの記事を比較して「忍者(私)はいったい何を考えているのか」と、その意図を読み取ってみてもいいでしょう。