「失敗をしまくろう」「新しいものにチャンス」の裏に隠された「甘え」
SNSでは距離感が近いがゆえに、他人に甘えを期待する人が増えています。
期待するまでならともかく、そのノリを強要しようとしていたり、レッテル貼りに発展させるバカがいます。
こういうのは当然裁かれなければなりませんが、この甘えを使うために逆張りをしたり、都合の良いフレーズを使う連中がいます。
例えば、「失敗しまくろう」とか「新しいものにチャンス」とかです。
俗に、甘言と呼ばれるものですが、この甘言を使う人には注意したほうが良いです。
そもそも、「失敗」とは「失敗を反省して次の糧にするから意味がある」とことで、「失敗しまくったほうがいい」というわけではありません。
また、「新しいものにチャンス」というのは、成功したものがチャンスだったという事後評価であり、基本的にほとんどの新しいものにはチャンスなんて無く忘れ去られて終わっていくだけなのです。
なので、ロケットなど特殊分野以外はなるだけ失敗はしない方がいいし、見たことがない新しいものをボロカスに言うのは基本的には正しいことなのです。
それだけ、失敗例やダメな例が無数にあるからです。
それでも、成功したものだけが、事後的に「当時の評価は間違っていた」となるのですが、そもそもそうでなければ、その評価は「正しかった」となるだけなのです。
この背景を知らずに、ただ標語のように連呼するのはアホと言わざるを得ませんし、そういう人には近寄らないようにしたほうが良いでしょう。