お絵描きインフルエンサーへの怒りが真っ当な理由
客が誰か忘れたか
絵描きを対象にして絵の描き方講座を出し、その情報を販売してネットの知名度を得たような人間が、ある日を境に突如として数多の絵描きから絵を素材として奪っているAIの味方をするような言動をしたら、そりゃ絵描きは怒るわけです。
「裏切られた」というのが正直な感想でしょう。
「プロは素材として絵を活かす」みたいな「趣味か仕事か」みたいな話と混同している国語力が低い人も湧いていますが(絵界隈はバカが多いので仕方ないが)、こんなことでは本末転倒です。
金や名誉が欲しいのか
漫画家の一部もそうですが、AIの話をちゃんと理解せずにやたらに賛成の立場を取っている人がいます。
ですが、その本音は「自分が楽をしたいから」というだけでなく、「低コストで量産できる」という希望を見出しています。
また、AI事業に自ら名乗りを上げて、もしその事業が広まった暁には名誉的な役職がもらえて楽ができるというのも本音でしょう。
ここまで見ても、彼らは経団連理事みたい連中とやっていることが変わりません。
しかし、後述しますがそんなうまい話はあるわけがなく、彼らもまた騙されているかもしれません。
問題は悪への意識の薄さ
現実問題として権利問題をクリアしていないのに使おうとするのは、単なる脱法行為であり半グレと同じようなアウトローと変わりません。
闇バイトの件もそうですが、不良ほど何が悪いのかの線引がありますが、ふつうの一般の人たちはこうした峻別がつかないため、生成AIみたいなどこが出典か分からないものに簡単に手を出しがちです。
闇バイトのように、悪いことに詳しい人は、自ら手を汚さず現場の連中だけが手を汚すような仕組みを考えて、いざ何かあればとかげの尻尾切りができるような形で法律スレスレなことをやらせるわけです。
生成AI界隈にもそういう連中が入り込んでいることを、私はよく知っています。
そもそも、学習元データが数十万もあるということは、その量だけ法的リスクが思い切りあるのですが、そんなことも想像できずに手を出してしまうのは、自業自得というか愚かというほかありません。
犯罪に巻き込まれたり被害を受けたりした人のことを、「頭が悪いから」「認知能力が低いから」と思い込んでる人ほど、反社にとって格好のカモ。「俺だけは大丈夫」と思っているやつは、とても警戒心が薄い。実際、優秀な人が投資詐欺に手を出して、あっさり文無しになったみたいな例は枚挙にいとまがありません。いろいろ手を出した挙げ句、気付いたらどっぷり浸かっているものです。
詐欺は反社の専売特許
世界ではすでにAI規制が始まっているわけですが、日本政府も公金を出したものの詐欺案件が多発していて困り始めたというのが現状でしょう。
詐欺というのは反社の人間たちだけが独自にそうしたノウハウを持っていますので、詐欺があったということはすでに反社関連と睨んで、まず間違いないです。
そのお金が一体どこに流れているのか、中国なのかドバイなのか知る由もないわけですが、一度でも関われば、国際マフィアの悪事を支援しているのも同然です。
こんなことすら知らずに、AI界隈の言う役にも立たない詐欺的な話を鵜呑みにしているようでは、そいつの判断力を疑います。