絵には大きく分けて理解できる絵と理解できない絵があります。
理解できる絵とは、分析できるという意味です。
すぐ見て分析できない絵は、理解が不十分です。
その絵を描けるための能力が欠如すると、分析できません。
「それっぽく描けば良い」という言葉の裏には、分析できるかという「大きな壁」があります。
この壁を乗り越えるには、ひたすら膨大な基礎練習を積むしかありません。
分析力とは、対象の絵に含まれている法則や特有のリズムを見つけ出し、それを覚えて絵を描くときに実際に遂行する力のことです。
能力が高い人ほど、これらをより正確かつ精密に分析します。
基礎能力不足の場合、分析が充分にできずに出来損ないの絵になってしまうはそのためなのです。