忍びの日記

絵の思考法から世事評論まで、忍者が斬る!

格闘の絵がみんな描けない

格闘技の絵はしっかり描くなら、かなり難しい部類に入ります。

まともに描ける人は、ほぼいないと思います。

経験がないと描くのが難しいです。

まず、関節位置がおかしい人がほとんどです。

実際の動きとこれが合えば、最低限度はそう見えます。

しかし、これでは弱そうな絵にしかなりません。

多くの人は、ここを適当にやり散らかしたあと、表情などに逃げてしまいます。

では、どこをチェックすべきかと言うと、実際に攻撃が通るのか確かめるのです。

本当は格闘技に詳しい相手を見つけてお互いに格闘技やってみるのがベストですが、それは難しいでしょう。

なので、大まかにポイントを書いておきます。

まず、多くの場合、体幹が通っていない絵を描く人ばかりです。

体幹は、格闘技では一番大切です。

他のスポーツより体幹の意識が桁違いです。

実際に格闘技をやったことがあれば分かりますが、体幹が通らない攻撃は蚊に刺されたのと同じです。

人より遥かに小さなボールに力を伝えればいいだけの球技と違って、格闘技は相手にしっかりダメージを入れていかないと意味がないです。

それから、常にいかなる状況でも相手の反撃が想定されます。

そういう状況の中ですから、相手に崩されるような身体操作は、ほぼやりません。

他のスポーツよりも、相手への意識が遥かに高いのです。

次に、目線です。

目線を他のところに向けて攻撃をしかける場合もありますが、それは高度テクニックであり、基本は目線は相手を向かないと当たりません。

他にもありますが、この二つを意識しないことには、少なくともまともな格闘技のような絵にはならないでしょう。

それでも経験者にとっては、絵の違和感は拭えないものです。

やはり、経験がないと格闘は描くのは難しいです。