忍びの日記

絵の思考法から世事評論まで、忍者が斬る!

いちばん大切なもの

良いイメージや高い影響力がある人が世の中を騒がせています。

とくに影響を与えるために、他人を非難したり突っかかるような発言をして、相手を深く傷つけてまで、正論を振りかざす社会になってきました。

今となっては、社会的な立場に関係なく、多くの人たちが、同じようなことをやり始めています。

みんなで寄ってたかって、集中的に叩くわけです。

「正しいことを言ってやっているんだから何が悪い」という調子です。

正しさが手段になってしまっていて、目的は他人を傷つけることになってしまっているわけですが、多くの人はそこに気付いてはいません。

日々更新される情報の渦に飲み込まれて、溺れている人たちにとっては、そういう事を考える余裕がないわけです。

いくら目先の正しさにこだわっていたとしても、目的がなければ単なるアラ探しとバッシング大会になって、みんな疲弊して終わってしまいます。

何が目的なんでしょうか。

たとえば、絵の世界の話であれば、絵という文化全体がより良くなっていくことを考えて行動すべきです。

私も漫画やアニメ、イラストなどが面白い、素晴らしいと思い、絵を描くようになりました。

その時の気持ちは、いまでも今日のように覚えているわけです。

そういう気持ちを、個人的な想いだからと、たやすく踏みにじって良いと考える社会になっている気がします。