人数が多い対象を無闇に否定しない
ネットでは自由に物が言えますが、当然ながら発言には責任がついて回ります。
昨今では、名誉毀損罪、侮辱罪などで、法廷引っ張り出されて裁かれる人も珍しくありません。
特定の個人や団体を悪く言うのは当然ダメですが、人数が多い対象を悪く言うというのは悪手です。
例えば、SNSで「野球関係者はガラが悪いので注意!!」と発言しまえば、その瞬間に何十万人を敵に回すことになります。
さらに、そのファンも良い気がしません。
ということで、敵を作りすぎるわけです。
例えば、あなたがたかだかフォロワー数十万程度までのアカウントであれば、こんなに敵を回してしまうような発言を繰り返すことで、どんどん悪い印象ばかりが付きます。
「農林水産業に携わる連中と違って…」という発言で、辞職してしまった知事も記憶に新しいです。
これもまったく同じ話です。
「お前ごとき分際が、そんな発言をしておいて、まさか許されるとでも思っているのか?」となるのは当然です。
構文を使う
英語でも同じですが、何かを批判したいなら相応の構文があります。
Although…,but…型といいますが、「確かに…だが、…」というふうに譲歩の構文を使います。
これを雛形(型)とします。
「野球関係者はガラが悪い!!」ではもちろんアウトです。
例えば、「確かに、野球関係者のなかには、ゴミを片さないで帰宅してしまうような球場で態度が悪い人もいます。([省略部]だが、多くの野球関係者は真っ当です。)」など、なるべく具体的に、どのような人をどういうふうに言いたいのかの解像度をなるべく高くしないといけません。
・どのようにガラが悪いのか
・どんな状況でガラが悪いと言えるのか
・周囲でどんな人が困るのか
など、具体的に想起して、何を言いたいのかを明確にしてから書きましょう。
敵に回すことに慣れてしまった人は、どんどん逆恨みされる状況を作り出して、自らを危険に晒しているという自覚くらい持っておいたほうが良いでしょう。
何が起きるかわからない世の中ですからね。